アニゲー好きのうずきんブログ

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    カテゴリ: 小説

    すべては彼女の手のひらの上で

    第1話 はじまりの少女と試練の始まり


     ある日の学校帰り、鍛錬のため立ち寄った夕日が照らす河川敷で、俺はただならぬ気配を纏った美しい少女と出会った。
    彼女は信じられないことに、空から舞い降りてきて、夕日と川を背にして、俺をみつめ、歩み寄ってくる。
    「ウソだろ!君、今空から?」

    驚きつつも彼女を上から下まで観察する。
    見たところ日本人ではないようだ。
    小柄で、輝く黄金の髪を左右で結い、透き通るような白い肌、そして黒曜石のような瞳。
    衣装はコスプレとも思える格好で、胸元の開いたトップス、ヘソ出しにミニスカート、おまけにマントまで着けている。
    それに、なにより目を引くのは普段みかけないような大きな胸。
    そんな彼女が、すべてを見透かすような瞳で俺をみつめ、話し掛けてくる。
    「キミが来賀瞬平だね?
    これからキミに試練を受けてもらうけど、いいかな?」
    藪から棒にそんなことを言ってくる。

    「いや、君何者だよ?!今空から下りてきたよな?
    それになぜ俺の名前を知ってる?
    俺は君のこと知らないし、めちゃくちゃ怪しいヤツにいきなりそんなこと言われても困るんだけど…」
    「まあ細かいことは気にしないでさ、まずは話だけでも聞いてみてよ。」
    なにが「細かいこと」だ、
    けど、彼女が何者なのかがやたらと気になる。

    「とりあえず君は何者?、ただならぬ気配を感じるんだけど…」
    「ワタシが何者なのかは追々教えてあげる。」
    「すごく気になるんだけど…
    ところで、その試練というのは?
    俺も暇じゃないんでさっさと終わるものだと助かるよ。」
    と、適当に返してみる。

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